その足あとは何かを引きずっているようで、小さいのから、大きいのまで、サイズは様々。
足あとの主は…ヤドカリ!
しかも天然記念物のムラサキオカヤドカリです。
かっこいいフォルム!
今は冬眠から目覚める時期。
海側のアダンの木の下から、毎日ごそごそ音がしています。
手をのばすと殻に入って隠れるけど、入りきらない足…
目や触覚を伸ばして、周りを観察する様子…
あまりに可愛くて、そこを通る度にしゃがんで観察。
いろいろな貝殻に入っているので、鍋に集めてみました!
プラスチックや、カタツムリの殻、サザエのような殻など
オシャレのセンスを感じます。
しかし、こんな一面も。
人間の生活環境に対して被害を与えることはないが、ハサミの力が強いので取り扱い時には注意が必要である。皮膚を挟まれるとそのまま貝殻に潜り込んでしまい、簡単には外せなくなる。皮膚をそのままでは外せないので、ヤドカリが顔を出すのを待たねばならないが、タイミングを外すとふたたび挟んだまま引っ込んでしまう。
私はまだ挟まれたことがありませんが、料理人の虎ちゃんは挟まれたことがあるそうで、
すごく痛いんだそうです。
また、驚いたことにこのヤドカリは木に登ります。
スルスルとアダンの葉っぱを滑り降りているやつもいました。
ちょっと信じられない光景です。
これからも、まだまだ観察は続きます。
好むからの素材、食べ物、夜の動き、
年数とサイズの関係をご存知の方がいらっしゃったら教えていただきたいです。
ゴールデンウィークも近づいてきました。
この可愛いヤドカリちゃんたちに会いに、ぜひ加計呂麻島へどうぞ。
wrote by momoko