にじのしま、加計呂麻島の海宿5マイルの日々


by rainbow-island-5

「奄美のノロのまつり-加計呂麻島-」上映会レポート

先日、5マイルで上映した「奄美のノロのまつり-加計呂麻島-」のレポートです。
急な告知にも関わらず、たくさん来ていただきました。

さて、映画は1987年に一年を通してノロのおまつりを記録したドキュメンタリー。

ノロは、奄美・沖縄の島々で村の神事を司る女性で、神をまねき、島社会の平安を祈ります。かつて奄美では女性が男兄弟を守り、さらに村や島全体を守るという「おなり神信仰」が広がっていました。
映画では、加計呂麻島の阿多地と須子茂のノロのまつりが中心。
旧暦2月のウムケ、旧暦4月のオオホリ、旧暦6月ウチキヘー(ノロに限らない行事)とアラホバナ、ハナレンメ、旧暦11月のフユンメという行事が紹介されています。

たとえば、アラホバナでは村の女性たちが集ってミキという奄美の伝統的な飲み物を作ったり、さらにその時サツマイモをすりおろすのにサンゴを使っていたり、かつてはどの村の中心にもミシャクとアシャゲという建物があったり、そこで太鼓を叩きながら歌い、アダハと呼ばれるススキを持って踊ったり。
ノロのまつりは静かです。それは季節の移り変わりの中で、命を見守る女性文化だからとか。

ノロの文化は、80年代後半から急速になくなっていったそうで、現在は存在しているのかわかりません。

上映後、参加者の方々にノロについて、またコメントをいただきました。
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・奄美大島出身だけどノロという言葉自体知らなかった。
・喜界島にはなかった。
・存在は知っていたけど男だから詳しく知らない。
・集落中の女性での準備が必要で、大変だからやめてしまったのかもしれない。
・ノロは普段も違う雰囲気だった。
・今は継ぐ人がいない。ノロを支えるカミンチュもいない。
・須子茂と嘉入にアシャゲが残っているらしい。

たった30年前ですが、こんな豊かな行事があったことに感銘。
さらに奄美&加計呂麻のことを知りたくなりました!

さらに詳しく知りたい方は、民族文化映像研究所のサイトへどうぞ。
全国各地で上映会をしています。
Facebook:民族文化映像研究所

Wrote by momoko
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by rainbow-island-5 | 2014-05-12 11:17 | Comments(0)